長野県松本市にて雨漏り修理〈下屋根からの雨漏り・コロニアル屋根〉
2025/09/02




お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
下屋根から雨漏りが発生しているとのお問い合わせをいただきました。
現地にて確認させていただくと、勾配が緩い屋根でしたので、使用されていたコロニアルの屋根材では雨水がうまく排出されず、ひび割れと穴が空いている状況でした。
ひどく劣化していましたので、既存の屋根材の上に合板で補強してから、カバー工法で、新しく屋根材設置させていただきました。
雨漏りに強い立平葺きにて施工させていただいています。
施工前
使用していたコロニアルの屋根材はケイミュー株式会社が製造・販売する、セメントに繊維質を加えて作られたスレート屋根の一つです。
軽量で耐震性に優れているので非常に人気がありますが、最低でも2.5寸~3寸以上の勾配が必要で、勾配が不足すると、雨水がうまく排出されず、雨漏りが発生しやすくなります。
こちらのお住まいは、勾配のゆるい下屋根でしたので、本来コロニアルは適していないにもかかわらず使用されていたため、屋根材が劣化し、ひび割れや穴が空いてしまっていました。
カバー工法にて、既存屋根の上から新しく屋根材を設置させていただきます。
▷参考記事:屋根のカバー工法とは?特徴やメリットなどを徹底解説
▷参考記事:化粧スレート(カラーベスト・コロニアル)の葺き替え時期は?
施工中
合板設置
ひび割れや穴ができている状態でしたのでしたので、防水シートを設置する前に補強のため合板を敷いていきます。
防水シート設置
合板の上から新しく防水シートを設置していきます。
屋根葺き<立平葺き>
新しく立平葺きで屋根材を設置していきます。
立平葺きとは頂上部から軒先までの一枚の縦長の金属板を横に並べて設置する方法です。
頂上部から、軒先まで、つなぎ目がなく、雨水が速やかに流れることができるので、水分が屋根内部に侵入するリスクを軽減させることができます。
貫板の設置
屋根の角度の変わる部分に貫板を設置していきます。
ここは屋根材と屋根材をつなぎ合わせる部分のため、隙間ができ、雨水が侵入しやすい部分です。
棟板金とよばれる板金でカバーするのですが、その棟板金を頑丈に設置するために、先に貫板を設置して固定します。
棟板金の設置
先ほど取り付けた貫板の上から棟板金を設置していきます。
施工後
これにて完工です。
勾配のほとんどない下屋根ですが、雨水に強い屋根になり、安心して過ごしていただけるようになりました。
担当者のコメント
このたびは、MK塗建にご依頼いただき、誠にありがとうございました。
コロニアルの屋根材を使用してしまっていたことから、勾配が足りず、雨漏りが発生してしまっていましたが、雨水に強い立平葺きにさせていただいたことで、雨漏りの心配のないお住まいになりました。
コロニアルの場合、傾斜が十分でないと、雨水が屋根材にたまってしまいます。
そして、下地に沁み込んでいき、雨漏りを発生させるのです。
たまった雨水が、屋根材と屋根材の隙間から吸い上げられる毛細管現象も起こりやすく、こちらも屋根材の腐食につながるので、屋根そのもののダメージにつながりかねません。
傾斜のない屋根でのコロニアル屋根を提案されたときはご注意いただければと思います。
松本市で外壁塗装、雨漏り修理をご検討でしたら、お気軽に「MK塗建」にご相談ください。
▷参考記事:立平葺きってどんな工法?雨漏りや地震の心配をなくしたい方必見
現場住所 | 長野県松本市 |
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施工内容 | カバー工法 |
施工箇所詳細 | 下屋根 |
施工期間 | 1週間 |